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こどもの貧血

貧血とは

血液中の赤血球あるいはヘモグロビンが減少した状態です。貧血がすすむと日常生活の活動性が低下し、原因によっては発育に影響が及ぶ場合があります。

 

こどもの貧血の原因

最も多い原因は、鉄欠乏による貧血です。乳児期後期から2歳までの間、そして思春期が、鉄欠乏になりやすい時期です。特に母乳栄養児、生理発来後の女性は要注意です。鉄欠乏になる原因には、乳幼児では急激な身体発育、離乳食開始や移行の遅れ、思春期では身体の成長、運動部でのきびしい練習、やせ志向のダイエット、生理の発来、ストレスによる胃や腸からの出血などがあります。鉄欠乏による貧血のほかには、風邪が長引いたり、繰り返したり、何らかの慢性疾患がある場合にも貧血になることがあります。また、生まれながらの病気、さらに小児がんの症状として貧血になることもあります。

 

貧血の症状

最も注意すべきは、血色の乏しい顔です。しかし、普段から接していると気づくのは困難です。肌の色には個人差がありますので、気になったら、くちびる、眼瞼結膜(アッカンベーをした時の目の赤い部分)や爪の部分の赤味を確かめてください。日本人の場合、貧血により皮膚が少し黄色く見えることもあります。貧血が進むと、活動性の低下、息切れ、動悸が現れます。貧血の原因や年齢によって症状が異なります。思春期の鉄欠乏性貧血では、運動部での記録の低迷、学業成績の低下、落ち着きのなさ、集中力の低下、さらに氷を好んでよく食べる氷食症が現れることがあります。乳幼児の鉄欠乏は発達や知能に影響があるともいわれています。泣き入りひきつけや、むずむず脚症候群が鉄剤の内服により改善する場合もあります。溶血性貧血といって赤血球が壊れやすい病気の場合は、貧血とともに黄疸が現れます。小児がんの場合、貧血のほかに、長引く発熱、手足の痛み、あざや鼻血、元気のなさを伴う場合が多いので、そのような症状にも注意が必要です。

 

緊急受診が必要な場合

急性出血によって貧血が生じている場合は、緊急的に受診してください。鼻血が止まらない、大量に吐血した、大量の血便がでた、といった状況で顔色、皮膚色が蒼白の場合はすぐに受診する必要があります。

 

貧血の治療法

治療は原因によって異なります。鉄欠乏性貧血の場合、鉄剤を数か月(少なくても3か月以上)内服します。貧血自体は、速やかに改善しますが、鉄分の貯蔵分を補充するためにその間、内服を続けます。

 

貧血がご心配な場合は、まずかかりつけ医にご相談ください。

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